「新たに取得したい」資格ランキング
2015年(平成27年)1月13日(火曜日)の日本経済新聞に、
取得したいビジネス関連資格ランキングが載っていました。
これは、日本経済新聞社と日経HRが共同で、
ビジネスパーソンを対象にしたアンケート。
今後取得したい資格について、86.2%の人が
「勉強したい、勉強を始めている分野がある」と回答しました。
資格取得の目的トップ3は、下記のとおり。
1.「自分の知識・スキルの客観的な証明になるから」(37.9%)
2.「将来のキャリアアップのため」(29.3%)
3.「体系的な知識やスキルが身につくから」(14.4%)
上位3つを独占したのは、やはり英語でした。
TOEICの点数を入社や転職、昇進の基準にしいる企業は、
上場企業を中心にありますが、今後さらに増えることがうかがえます。
4位は宅建でした。「士業」では(※宅建も4月から士業ですが…)、
6位に中小企業診断士、7位に社会保険労務士、10位に行政書士。
私の知合いの金融機関では、中小企業診断士に合格すると、
ボーナス100万円が出るそうですが、勉強する素振りを見せないところを見ると、
陰で猛勉強しているのか、100万円では動かない男なのか、
そのどちらかなのだと思います。
因みに、日本の主要企業で取得が奨励されている資格ベスト3は、次のとおり。
1.宅地建物取引主任者
2.社会保険労務士
3.中小企業診断士
また、最近、特に人気を集めている資格が14位の
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)だそうです。
アンケート対象者を、ビジネスパーソンに絞っているため、
仕事を辞めてというより、仕事を続けながら勉強することを
前提にしているので、ランキングそのものが特徴的です。
そして逆に、「勉強したくない・勉強していない」
と答えた人の理由の7割近くが、次の2つでした。
1.「勉強する時間がないため」(40%)
2.「仕事との両立が難しい」(28.9%)
働きながら勉強するうえでの最大の壁は、「時間」。
その一言に尽きると思います。
私が凝縮された高密度の合格ノウハウを持っている専門学校を
利用せず、宅建を独学で受験した最大にして唯一の理由は、
「時間がないから」です。
通ったり、又はDVDで学習したりすること自体の時間すらないと割り切り、
インプット2、アウトプット8、の感覚で、テキストを読んでは、
とにかく問題を解きまくりました。
問題を解く行為は、専門学校を利用していても、していなくても、
自分ひとりでやる行為です。限りある時間をそこに充てました。
ドラッカーの「選択と集中」です。
この記事を読んでいて、ふと、1年くらいで辞めさせられた
高校時代の先生の言葉を思い出しました。
社会に出たら頑張っても、頑張っただけの評価なんて、まず得られない。
しかし、勉強は違う!
やったらやっただけ自分に返ってくる!正当に評価される。とてもフェアだ!
勉強は決して君を裏切らない。勉強頑張れ。